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(平成28年12月8日)島根原子力発電所2号機 中央制御室空調換気系ダクト腐食の確認
12月8日19時58分に、中国電力から島根原子力発電所2号機(原子炉停止中)の中央制御室空調換気系のダクトの点検を行っていたところ、当該ダクトに腐食孔が生じていることを発見(16時00分頃)したことについて、中国電力から連絡を受けました。
本県では、直ちに情報連絡室を設置するとともに、安全協定に基づく現地確認を実施し、現場状況を確認するとともに、環境への影響がないことを確認しました。
※中央制御室空調換気系
通常は外機を取り入れて中央制御室の換気を行うが、大気への放射能放出事故の発生時には、事故が収束するまでの間、運転員が中央制御室にとどまり、各種の監視、操作が行えるよう、外機の取り入れを遮断し、中央制御室の空気を高性能フィルタを介して内部循環させる系統。
本県では、直ちに情報連絡室を設置するとともに、安全協定に基づく現地確認を実施し、現場状況を確認するとともに、環境への影響がないことを確認しました。
1 発生日時
平成28年12月8日(木)16時00分頃2 発生場所
島根原子力発電所2号機 中央制御室3 発生概要
- 中央制御室空調換気系のダクト点検を行っていたところ、当該ダクトが腐食し、貫通孔(約100cm×約30cm)が生じていることを確認した。
- 中国電力では、当該系統は「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」での安全上重要な設備に該当し、この系統に要求される必要な機能(隔離機能)を満足していないと判断した。
- 今回の事象によるによる周辺環境への影響はない。
※中央制御室空調換気系
通常は外機を取り入れて中央制御室の換気を行うが、大気への放射能放出事故の発生時には、事故が収束するまでの間、運転員が中央制御室にとどまり、各種の監視、操作が行えるよう、外機の取り入れを遮断し、中央制御室の空気を高性能フィルタを介して内部循環させる系統。
4 対応経過
(平成28年12月8日)
16時00分頃 中国電力が点検中にダクトの腐食孔を確認
19時58分 中国電力から第1報を受信
19時58分 鳥取県が情報連絡室を設置
20時20分 島根原子力発電所への職員派遣(県庁を出発)
20時49分 中国電力から第2報を受信
22時25分 派遣職員が島根原発に到着
22時45分 現地確認を開始
(平成28年12月9日)
00時15分 現地確認を終了
- 早急に原因究明を行うこと再発防止対策を徹底すること対応状況について適時報告することの3点を申し入れるとともに、腐食孔の現場状況・環境等への影響がないことを確認した
09時30分 本県が情報連絡室を廃止