トップページ > 二次保管 > 原子力防災の取り組み > 鳥取県原子力安全顧問 > 原子力安全顧問会議等 > (平成27年1月26日)平成26年度(第2回)原子力安全顧問会議

(平成27年1月26日)平成26年度(第2回)原子力安全顧問会議

平成26年度(第2回)原子力安全顧問会議開催

原子力防災図上訓練についてふりかえりを行うとともに、県地域防災計画(原子力災害対策編)の修正方針及び島根原子力発電所2号機に係る新規制基準適合性審査状況等について、専門的な立場から意見をいただくため、次のとおり原子力安全顧問会議を開催しました。

1 開催日時  平成27年1月26日(月)午後1時30分~3時30分
2 開催場所  県災害対策本部室(県庁第二庁舎3階)
3 出 席 者
(1) 原子力安全顧問
(2) オブザーバー(県(関係課)、米子市、境港市ほか)
(3) 中国電力(株)
(4) 危機管理局長、原子力安全対策監、原子力安全対策課長ほか
4 議題
(1)原子力防災図上訓練について
同日(1/26)午前中に実施した原子力防災図上訓練の実施概要について説明を行い、評価員として参加された顧問(青山、甲斐、神谷、西田)等から意見をいただいた。
<主な意見等>
・各班は与えられた課題にうまく対応できていたが、実際の事故対応に備え、警戒本部~対策本部に至る緊急対応を時間軸チャートで整理することが必要。
・プラント情報については、わかりやすく端的に伝える工夫が必要。
・情報管理を行う専門の班を設置し、情報を一元化するとともに、情報の保管等を徹底する体制が必要。
・情報共有を図る上で、ホワイトボードは有効な反面で保存性に劣るので、記録保存が可能な手段も並行して用いるべき。 など
(2)県地域防災計画(原子力災害対策編)、広域住民避難計画の修正について
原子力防災施設・資機材の初期整備の進捗や原子力防災訓練等の実施結果を踏まえた県地域防災計画(原子力災害対策編)、広域住民避難計画の修正方針について説明を行った。
(3)緊急時モニタリング計画〔人形峠環境技術センター編〕(案)について
本年度末の策定・公表を目指して作成を進めている緊急時モニタリング計画〔人形峠環境技術センター編〕について、概要を説明した。
(4)平成27年度平常時モニタリング計画について
来年度の島根原子力発電所及び人形峠環境技術センターに係る平常時モニタリング計画の説明を行った。
(5)島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について
新規制基準適合性審査の状況(内部火災、敷地周辺陸域の活断層評価(コメント回答))について、中国電力から説明を受け、質疑応答を行った。
<主な意見等>
・内部火災の対策として、数千個単位の感知器を設置されているが、誤作動はないか。また、誤作動の際の対応はどうか。
→(中電)誤作動は発生しており、迅速に現地確認できる体制を確保するとともに、監視カメラも用いて確認するなどの対策も行っている。
・NHKで山陰のひずみ集中に関する報道があったが、申請の中で考慮されているか。
→(中電)山陰地方のひずみについては、国土地理院が毎月データを公表しているので承知しているが、太平洋側に比べて小さいと認識している。また、活断層が地表に現れていない震源による地震について、「震源を特定しない地震動」として鳥取県西部地震などがサイト直下で発生した場合も考慮している。今回の報道内容もそれらに包含されていると考えているが、新たな知見については適切に反映していく。
(6)その他
次回の顧問会議については、地域防災計画修正の取りまとめ状況や島根原子力発電所2号機の審査状況を踏まえて日程を調整する。

会議資料

会議次第 [pdf:46KB]

出席者名簿 [pdf:74KB]










会議録

会議録 [pdf:681KB]