(平成28年2月3日)平成27年度第3回保安検査結果

 平成27年6月30日に中国電力から連絡を受けた島根原子力発電所における低レベル放射性廃棄物のモルタル充填に用いる流量計問題については、平成27年8月5日の原子力規制委員会で「保安規定違反(監視)」と判定され、原子力規制委員会は年4回行われる保安検査において、安全文化醸成活動も含め中国電力の行う改善措置の状況を監視していくとされています。
 平成28年2月3日に開催された原子力規制委員会において、平成27年度第3四半期の保安検査結果が報告されました。

平成27年度第3回保安検査結果(原子力規制委員会)の概要

※保安規定違反(監視)に係る部分のみ抜粋

1 保安検査実施期間

  平成27年11月30日(月)~12月11日(金)

2 検査項目(抜粋)

  過去の違反事項(監視)に係る改善措置の実施状況

3 検査結果(抜粋)

「過去の違反事項(監視)に係る改善措置の実施状況」に関しては、平成27年度第1四半期における保安規定違反(監視)とした「島根原子力発電所低レベル放射性廃棄物のモルタル添加水電磁流量計の校正記録不備」について、事業者は外部諮問機関(原子力安全文化有識者会議)及び外部第三者(弁護士、コンプライアンス・リスク管理専門家)の客観的調査・検証を踏まえつつ、事実関係の調査確認、原因分析を踏まえた再発防止対策アクションプランとして具体的な方策を策定していることを調査報告書及び聴取により確認した。また、事業者は外部第三者の指摘を踏まえた再発防止対策アクションプラン以外のさらなる自主的な対策・取り組みについても検討を開始していることを記録及び聴取により確認した。さらに、事業者は、再発防止対策アクションプランの具体的な方策に従い再発防止対策を着実に実施していることを記録及び聴取により確認した。なお、再発防止対策の実施状況については、継続中の対策もあることから、今後の保安検査等においても引き続き確認していくこととする。

4 参考(原子力規制委員会) 

 平成27年度第3回保安検査結果