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大型車両除染用システム

概要

 鳥取県地域防災計画(原子力災害対策編)及び鳥取県広域住民避難計画(島根原子力発電所事故対応)では、原子力災害時に住民避難を行う際には、体等に放射性物質が付着していないか確認するため、避難経路上で避難退域時検査を実施することとしています。

 この避難退域時検査では、まずは、車両の検査を行い、付着が確認された場合には次にその車両に乗った避難者の検査を行い、その後、付着状況に応じて除染を行うこととしています。

 このうち、車両除染に関しては、平成27年度の原子力防災訓練において、除染に使用する水の飛散防止を図るよう指摘があり、今年度、新たに大型車両除染用システムを導入し、次のとおり納入検査を実施しました。

 これにより、洗った水の飛散防止と回収が可能となりました。

 なお、このシステムでは、大型テント等の大型車両を除染するための資機材をコンテナに収納し、災害時にトラック等で検査会場まで迅速に輸送することとしています。

日時

平成29年3月29日(水)午前11時~正午

場所

コカコーラウエストスポーツパーク(鳥取県立布勢運動公園)第2駐車場
[鳥取市布勢146-1]

資機材の概要

20フィートコンテナ(幅約2.4m×高さ約2.5m×長さ約6m)×2基
【主な内容物】
大型テント、発電機、排水処理プール、高圧洗浄機、折りたたみ式水槽、カゴ台車、LED投光器

その他

納入検査にあたっては、コンテナに収納された資機材の数量確認等を行うほか、大型テントの立ち上げも行いました。


大型テント

資機材コンテナの輸送

原子力防災訓練で使用した大型テント