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(平成30年2月16日)「新型移動式ホールボディカウンタ車の運用開始式」について

 鳥取県では、島根原子力発電所及び人形峠環境技術センターにおいて原子力災害が発生した場合に備え、住民の検査(被ばく線量の把握)を適切に行う観点から移動式ホールボディカウンタ車を整備しています。
 この度、平成12年度に導入した移動式ホールボディカウンタを更新したことから、運用開始式を行いました。
左側:新車両、右側:旧車両
左側:新車両、右側:旧車両

1 日時・場所

日 時:2月16日(金)午前11時45分から午後0時10分
場 所:鳥取市東町一丁目221
参加者:知事、内田伸恵原子力安全顧問(鳥大医学部附属病院教授)、放射線医学総合研究所 ほか

2 新型移動式ホールボディカウンタ車の概要

(1)購入金額  1億1772万円(消費税含む。登録に係る自賠責保険料等は含まず)
(2)製作会社  株式会社日立製作所中国支社
(3)車両    10t車両を改造、全長10.8m×全幅2.6m×全高3.9m
(4)主な特徴
・ホールボディカウンタによって内部被ばくの有無を約2分で測定。(従前は5分程度)
・体表面モニターによって外部被ばくの有無を約1分で測定。(従前も1分程度)
・車両及び発電機用として、300リットルの燃料タンクを有し、24h以上の連続測定活動が可能。
・バックグラウンド放射線の高いエリアでも正確な測定ができるよう厚さ5cmの遮蔽材(鉄製)を車両下部等に設置。(従前は遮蔽材なし)
・子どもも測定できるよう、体表面モニターにはハンディータイプの測定器を設置し、ホールボディカウンタには高さ調整用の椅子を設置。(従前は子どもの測定は難しかった。)

3 更新前車両の運用実績

・原子力防災訓練等で習熟訓練を実施。
・平成23年6月28日から同年9月30日まで福島県南相馬市立総合病院に貸し出し。
 利用者数:1,073人(H23年7月11日から9月21日(土・日・祝日を除く57日))
 ※1日当たり平均18.8人
・福島県から鳥取県に避難してこられた人などの希望者に対して、ホールボディカウンタによる内部被ばく検査を実施。(平成24年5月25日から同年6月10日に鳥取、米子、倉吉の3市で実施)
 ※申込み19世帯、38人

運用開始式
運用開始式

デモ測定
デモ測定